利用イメージ、注意点

最後に、留守宅管理サービスを利用したリロケーションの利用イメージをまとめます。リロケーションサービスを提供する企業と契約すると、賃料取り立て業務、維持補修点検、修理の手配、契約の更新、解約交渉などをお願いします。また、自宅の家具、骨董類などの財産の管理もお願いできます。これらの業務の手数料として、契約時に事務手数料を支払い、契約期間中の管理業務料として賃料の1割程度、賃料改定時に増加額の1か月相当額などが必要になることが一般的です。

もう少し詳しく洗い出してみると、第三者に貸し出している期間中、あるいは誰も済まないまま完全に留守にしている期間中でも、劣化度合いなどによっては、住まいの内装や外装の補修があります。壁紙の補修や、クロスの補修などが必要になれば、専門業者に頼むことができます。室内の改造・増築が必要な場合はその工事を手配してもらえます。ボイラーや電気周りの点検修理も必要です。また窓の掃除、ホコリ、カビの防止・除去などこまめな手入れが必要です。

このような作業をお願いするには信頼できる企業にお任せするしかありません。インターネットで様々な企業が対応していますが、自分自身の目で見きわめることが重要です。大切な財産なのですから。

リロケーションサービスの特色

外赴任に当たって、留守宅になるマンションの管理などをお願いできるリロケーションサービスにはどのような特色があるのでしょうか。ここでは留守宅管理を行う企業に依頼する場合についてまとめます。まず、マンションの借主を法人に限定できます。つまり企業の社宅として使ってもらうのです。これなら退去せず居座るなどの心配が要りませんが、念をいれて定期借家、契約更新なし、公正証書で契約といった専門的助言も受けられます。必要に応じて室内の補修・点検・清掃などをお願いする事も可能です。

人に貸さない場合でも定期的なチェックがないと、家はマンションであってもあっという間に傷んでしまうからです。借主の事情で家賃の支払い遅延などがあった際に、家賃収入を保証するサービスもあります。

留守宅管理会社に対して支払う費用は、これらのメリットを踏まえ、家賃から2割程度(あくまで一般相場と同程度とした場合)が目安とされています。このほかに、電話契約の扱い、貸出期間中の家賃改定、借主の都合で解約された場合に借主を見つけられるかどうかなど、様々な事情にも対応してもらえます。何かあってもすぐに帰国できない海外赴任中、大切な財産を任せる以上、信頼できる管理会社を見つけることが重要です。

海外赴任時の留守宅管理サービス

会社勤めをしていると、突然の海外赴任という辞令を受け取ることがあります。ほとんどの場合、3年といったまとまった期間になるため、住んでいる分譲マンションから引っ越さなければならなくなってしまいます。家族を残すのではなく一緒に引っ越すことになったのだが、帰国後は同じマンションに居住したいのだが、どうしたらよいのだろうか、といった問題が目の前にふってきます。

そこで悩みは、海外に居住している間のマンションの扱いと管理です。賃貸に出すのがいいのか、空き家にしておくのか。赴任期間は最長でも3年なのだが、その間も管理費・共益費などは発生しますし、空き家にしておくと泥棒被害も心配です。時々中を開けたり掃除したりしないと傷みやすくなります。誰かに時々来てもらって掃除をお願いしようと思っても、頼める親戚が近くにいるわけでもない。

実際にあり得る展開ですが、このようなときに、どこに相談したらよいのでしょうか。そんなときに頼りになるのが、転勤者向けに留守宅管理を専門に行う事業者です。これをリロケーションサービスと呼んでおり、大手デベロッパーから専業の事業者まで様々な企業が提供しています。

具体的なサービスとしては、留守宅の借受け、賃貸借の仲介斡旋、賃貸中の管理業務代行、留守宅の維持・管理、引越サービス、家財保管、増改築・修理等、多岐にわたっています。本サイトではリロケーションサービスについて、その特色や留意点についてまとめます。